松茸を食べてきました!
こんにちは。こーちんです。
私は岐阜県に住んでいるのですが、高校生までは、同じ岐阜県の、さらに山奥に住んでいました。その田舎の近所には松茸山、つまり松茸が取れる山があり、日常の家族との話題でも結構身近な存在でした。
そんな感じで、結構松茸で有名な町で生まれ育ったわけですが、わが家の山では松茸が取れません(赤松が必要だそうですね)。そうそうとご近所さんからお裾分けをいただけることもなく、地元であっても充分にお高く、日々の食事に登場するわけでもないので、ほんの少し松茸が入った松茸ご飯にたまにありつけるくらいなものでした。それでも結構いい香りだったのを思い出しますけどね。
そしてやっぱり今でも地元産の松茸は高級で、スーパーマーケットへ行っても目の飛び出るような価格で販売されています。
そんな、私にとって近いけど遠い松茸なのですが、先週末、20年ぶりくらいに松茸料理を食べに行ってきました。秋の味覚の代表的なものの一つですよね!
松茸会席
今回向かったお店は、家から30分くらい車を走らせたところにありました。初めて行ったお店なのです。さすが香り松茸味しめじ、というだけはあって、外の駐車場まで松茸の香りがプンプンしていました笑。
せっかくなので、いただいた料理をご紹介しておきたいと思います!
まず初めは、焼き松茸!
半分に裂いた松茸を火でじっくり炙り、焼けたらさらに細かく裂いていただきました。いい香りです!!炙った直後は結構熱くてやけどするところでした。
二品目は、松茸土瓶蒸し
おぉ、これが土瓶蒸しですか。織部焼風の釉薬な塗られた土瓶の上には同じデザインの腕が裏返しに乗っていて、さらにその上にはすだち(酢橘)が。中にはお出汁の外、松茸、しめじ、銀杏、そして鶏肉が入っていました。まず一杯目はそのままいただきます。ほんのり松茸の香りがして美味しい。そして2杯目は5滴ほどすだちを絞って入れていただきました。すだちが先に香ってくるのかと思ったのですが、予想に反して最初はほんのり香るかなっていう程度で、飲み干す最後にドンときました。すだち酢はお出汁の下側に沈殿していたのかな。
そんなことを考えながら5杯くらいいただいたところで、終了。最後に中の具を取り出していただきました。美味しゅうございました(古い?)。
お次は、松茸入りすき焼き
すき焼きといっても今日の主役は松茸。そのためか、牛肉ではなく豚肉でした。結構あっさりとした味付けで、溶き卵につけてサクッといただいちゃいました。
さらに、天ぷら盛り合わせ
もう結構満足してきたところですが、天ぷらもやってきました。松茸は香りも良いですが、歯応えもシャキシャキ(ザクザク?)する感じで良いですね。初めは恐れ多く、一口一口噛み締めるようにいただいておりましたが、この頃には豪快に食していました笑
そして締めは、松茸ご飯
そして終盤には松茸ご飯がやってきましたー。茶碗蒸し付きと共に。これを食べ切った頃にはお腹いっぱい。
と、こんな感じのコース料理でした。結局何本の松茸を食べたの?っていうくらいです。これ、国産松茸だと5万円くらいしそうですよね。
そう、これだけ食べて数千円。間違いなく外国産の松茸だったのでしょうね。敢えて聞きませんでしたけど(笑)
松茸の香りについて
あの独特な、誰が嗅いでもそれとわかる松茸ですが、香り成分として有名なのは、1-オクテン3-オールや桂皮酸メチルです。
特に1-オクテン-3-オールはマツタケオールとも呼ばれていまして、確かに試薬の香りを嗅ぐと松茸(私が想起するのは、永◯園さんの松茸のお吸い物)の香りがします。
ただし、濃度が濃くなってくると消しゴムのような匂いに感じますので、香りの無い松茸に香料を足す場合には、入れすぎないことが肝要かと思われます(笑)
コメント